動悸・息切れ外来(保険診療)のご案内
「階段で息切れするようになった」「脈が飛ぶ感じがする」「胸がドキドキする」「疲れやすい」――このような症状は貧血、甲状腺疾患、自律神経の乱れ、更年期症状などさまざまな原因で起こります。一方で、その中に心不全や不整脈、心臓弁膜症などの循環器疾患が隠れていることも少なくありません。
特に最近では、心臓の収縮力は保たれているものの、心臓が硬くなって十分に拡張できないことで起こる「HFpEF(左室駆出率の保たれた心不全)」というタイプの心不全が増えています。HFpEFは高血圧、糖尿病、心房細動、慢性腎臓病をお持ちの方に多くみられ、初期には「年齢のせいかな」「運動不足かな」と思われやすい軽い息切れだけで始まることがあります。しかし、放置すると入退院を繰り返し、生活の質や予後に影響することが知られています。近年では治療法が確立されてきており、早期の診断が重要になります。
当院の院長は、循環器専門医としての経験に加え、HFpEFの早期診断に関する臨床研究においても多くの業績がございます。特に、動悸や息切れの中に隠れている心不全を見逃さないことを重視しており、2025年には日本人向けスクリーニングツール「BREATH2スコア」を開発・発表し、日経メディカル等のメディアでも取り上げられております。BREATH2スコアは、年齢、血液検査所見、胸部レントゲン、心電図所見などから、息切れの背景にHFpEFが隠れていないかを推定する方法です。可能性が高いようであれば、心臓超音波検査にてさらなる詳細な評価を行います。
この度、動悸や息切れの症状が気になる方に向けて、動悸・息切れ外来の専門外来を開設いたしました。症状の背景に隠れている心不全の可能性まで含めて診療することが当院の特徴です。
このような症状がある方はご相談ください
「年齢のせい」「運動不足」と思っていた症状の中に、治療が必要な病気が隠れていることがあります。気になる症状があれば、お気軽にご相談ください。